私には、全く、「絵心」がありません。
なにしろ、恐ろしく、絵がヘタクソなのです。
したがって、どうしても、他人にイメージを伝えるとき、
「文章」で、頼らざるを得ません。
・・・・・・・・・・・・
話は変わりますが、みなさんは、
「全日本フィギュア」
を、ごらんになりましたでしょうか?
私は、今回、
「あることを目標にして」
真剣に、見ました。
何を目標にしていたかというと、
「6種類のジャンプを、"飛んだ瞬間に"判別できるようになること」
でございます。
意外と、「これができるようになるといいなー」と思っている方は、少なくないのではないでしょうか。
結論から言いますと、今の私には、これができます。
概ね、完璧です。
そんなわけで、今日は、興味が全然ない方も多いとは思いますが、私の、文章の訓練として、
「絵や映像を使わずに」
文章だけで、これを、みなさんに説明してみたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・
まず、ジャンプには、6種類あります。
「3回転」の場合のポイントの小さい順(簡単な順)に並べると、
・トゥループ(4.0点)
・サルコウ(4.5点)
・ループ(5.0点)
・フリップ(5.5点)
・ルッツ(6.0点)
・アクセル(7.5点)
となります。
・・・・・・・・・・・・・・・
まず、最初に、基本的なことを申し上げておきます。
フィギュアのジャンプは、6種類のスタイルで飛び上がりますが、「着氷」は、すべて、
「後ろ向きに、右脚で」
着氷します。
これは、共通です。
これをまず、記憶してください。
・・・・・・・・・・・・・・・
まず、見分け方が、簡単なものからいうと、それは、
「アクセル」です。
を見分けるのは非常に簡単。
浅田真央ちゃん、毎回、やるのやらないのというヤツは、
「トリプルアクセル」
ですが、他の5つのジャンプとは異なり、「アクセル」だけは、
「前を向いて」踏み切ります。
前を向いて飛び上がり、後ろを向いて着氷しますので、「トリプルアクセル」は、
「3回転半」
ということになります。
「前を向いて飛び上がる恐怖感」、「半回転多いこと」により、このジャンプが3回転では最高難度の「7.5点」ということになるわけです。
・・・・・・・・・・・・・・
残るは5つ。
次は、「蹴り上げる足」に注目しましょう。
「右脚」で蹴り上げる場合は、
「トゥループ」か「ループ」のいずれか。
「左足」で蹴り上げる場合は、
「サルコウ」か「フリップ」か「ルッツ」
になります。
・・・・・・・・・・・・・・・
「トゥループ」と「ループ」の違いは、「トゥ=つまさき」の部分にあります。
両方とも、「右脚」で蹴り上げるのですが、飛び上がる直前に、
「左足のつま先」
を立てて、安定させてから右脚で蹴り上げるのが、
「トゥループ」
です。
フィギュアのスケート靴の"つま先"は、両足とも、「ギザギザ」がついていますよね。
あれは、ジャンプのときに、体を支えて、安定させるためについているわけです。
一方、「ループ」の方は、「左足のつま先」を立てませんので、「トゥーループ」よりはやっかいです。
昨日、真央ちゃんが、
「トリプルルッツ」-「ダブルループ」-「ダブルループ」のコンビネーションを成功させていましたが、2発目、3発目のジャンプに入る前に、
「左脚を前に組んで、イスに座るような格好」
をしました。
「ループ」の場合、「左足のつま先」で支えられないので、「左足を前に出して、左足のエッジで体を支えて」から右脚で蹴り上げていたのです。
「左足を前に組んで、イスに座るような格好」
を覚えておいてください。
・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに、「コンビネーションジャンプ」で、2発目、3発目に飛ぶジャンプは、
「トゥループ」か「「ループ」に限定されます。
なぜか?
それは、いかなる「1発目のジャンプ」であれ、着氷は、「右脚」で、「後ろ向き」で、ですから、そのまま飛ぼうとすると、右脚で蹴り上げるジャンプ、すなわち、「トゥループ」か「ループ」しかありません。
一般的に、2発目のジャンプを、「3回転」にするときは、「トゥループ」じゃないと、安定しないから厳しいようです。
村上佳菜子ちゃんは、不安定な格好をする「ループ」が不得意なようで、フリーの前半で、「トリプルループ」を失敗して、すっころんでいましたね。
・・・・・・・・・・・・・・
さあ、残りは3つ。
「左足で蹴り上げる」ジャンプの、「サルコウ」、「フリップ」、「ルッツ」です。
区別が付きやすいのは、「サルコウ」です。
「フリップ」と「ルッツ」は、前述の「トゥループ」のように、
「右脚のつま先」
を立てて、体を安定させてから、左足で蹴り上げます。
一方で、「サルコウ」は、「右脚のエッジ」で踏ん張ってから、左足で蹴り上げます。
「足をハの字にして、踏ん張った体制」
をとってから、飛び上がりますので、見方によっては、両足で跳んでいるように見えます。
以前、安藤美姫が、「4回転ジャンプ」をやっていましたが、あれは、「4回転サルコウ」でした。
改めて、見分け方を言うと、
「反時計回りに、ゆっくりとクルクルと回りながら助走し、後ろ向きになったときに、両足をハの字にして踏ん張り、遠心力を使いながら、左足で蹴り上げる(両足で飛び上がるように見える)」ようなジャンプが、「サルコウ」
男性の、「サルコウ」は、とてもカッコいい。
(女の子の"サルコウ"は、なんだか、汚らしいような・・・)
「ランビエール」の「4回転サルコウ」は、すげえ、カッコよかったです。
・・・・・・・・・・・・・・・
さあ。あと、2つです。
「フリップ」と「ルッツ」
これは、「解説者」も、たまに、間違えます。
「フリップ」と「ルッツ」を、キッチリと区別して飛べない選手もいるようです。
両方とも、
「"右脚のつま先"で体を支えつつ、左足で蹴り上げる」ジャンプです。
では、何が違うか?
「フリップ」は、左足のエッジの「内側」を使って飛び上がり、「ルッツ」は、左足のエッジの「外側」を使って飛び上がる。
つまり、飛び上がるときに、
「使うエッジの面」
の違いです。
これは、とても難しい。
そこで、「見分けやすい方法」を伝授しましょう。
まず、「前を向いて」助走し、ジャンプのモーションに入る直前に、くるりと後ろを向いて、左足でジャンプするのが、「フリップ」
そして、「後ろ向き」に、かなり長めの助走をして、そのまま、左足でジャンプするのが、「ルッツ」
実際に、自分で飛んでみるとわかりますが、
「ルッツ」
は、なかなか難しいです。
・・・・・・・・・・・・・
まとめ。
①左足の"つま先"で支えて、右脚で蹴り上げるのが、「トゥループ」
②"左足を前に組んで、イスに座るような格好"をして、右脚で蹴り上げるのが「ループ」
③"クルクル回りながら"助走し、後ろを向いて、"両足をハの字に踏ん張って"、両足っぽく、左足で蹴り上げるのが「サルコウ」
④"前を向いて助走"し、ジャンプする直前に、くるりと後ろを向いて、右脚の"つま先"で支えて、左足で蹴り上げるのが「フリップ」
⑤"後ろを向いて長めの助走"をし、そのまま、右脚の"つま先"で支えて、左足で蹴り上げるのが「ルッツ」
⑥"後ろ向きに長めに助走"をして、ジャンプする直前に、"前を見て"、右脚を大きく振り上げて、左足でジャンプするのが「アクセル」
さあ、みなさんも、見分けてみてください。
ちなみに、昨日の、「男子たちの4回転」
高橋さん、小塚さん、羽生くん、ともに、「4回転トゥループ」でしたね。
男なら、「サルコウ」に挑戦しなさい。
・・・・・・・・・・・
どうです?
私の文章で、イメージ、伝わりましたか?
(ちなみに、私は、ジャンプどころか、氷の上を"滑ること"も、スケート靴を履くこともできませんがね)
・・・・・・・・・・・・・・・
長くなってしまったので、今日の写真は、全然関係ないけど、「コアラだっこ」
こんどう